地域の核となれる街

     手作り遊び教室
     手作り遊び教室

概要

 四国中央市は四国のちょうど真ん中、香川県・徳島県・高知県に隣接した愛媛県東端に位置し、昔から紙産業によって発展してきた人口8万ほどの「紙のまち」です。
 当商店街はその四国中央市の中でも東の端に位置しており、平成の大合併までは旧川之江市の中心市街地で、地元住民が行き交う【地域密着型商店街】として発展してきました。平成6年にはアーケード・カラー舗装を整備しなおし、各種のイベントも継続的に実施しております。現在まで、コミュニティスペース『四国中央ドットコム』の運営をはじめ、その他4ヶ所の空き店舗を活用した事業も行っております。


近年の流れと課題

 平成16年、行政合併イベントの中で「当商店街で何か協力できることはないか」との思いから始まった、“情報発信基地”としての『四国中央ドットコム』。地域やイベントの情報のみならず、個人からの情報発信ができるスペースとして当時 四国初の『レンタルボックス』も併設しました。コミュニティ機能を強化しその都度改善してきたことにより、現在は「みんなの広場」として利用者も増え、毎日いろいろな世代の方々で賑わい、市内外の皆さんに大変喜んで頂いております。『四国中央ドットコム』は、文字通り『どっと混む』(笑)ようになりました。

 『街』としましては【この点を線にするために...】商店街の通り自体のにぎわいづくりのために、『四国中央ドットコム』のほかにも 数か所の拠点づくりに取り組んで参りました。
ひとつは主婦たちの手作り品を集めたショップ『ドリーム』
そして四国中央市の情報発信拠点(アンテナショップ)としての、四国中央市観光物産館『えぇ~もん屋』の開設。
また、将来を担う子ども達の土曜日の居場所づくりと自主性の育成、そして地域商店街の意識付けを目指し、幼児と小学生親子を中心に月一回のペースで『手作り遊び教室』も実施。(現在は年3回程度の不定期 開催)

 また、【アーケード内が生鮮食品館に早変わり】と銘打って、地産地消をテーマに地元漁師さんたちの獲れたて魚や、地域の農作物、安心安全こだわり食品などを取り揃え、『食の回廊』を毎月第二・第四土曜日に開催しています。その「食の回廊」の常設スペースとして、平成22年9月には「新鮮獲れたて生鮮館『よってっ亭』」も開設致しました。また、平成29年11月からは 毎月第一・第三日曜日に『日曜朝市』も始まりました。

 

 

整理すると...
⇒ 情報発信基地としての『四国中央ドットコム』整備

来街のきっかけづくりと各種広報

⇒ レンタルボックス出品者による、各種教室の開催

各種教室の継続運営によるネットワーク構築

⇒ 教室のサロン化、ネットワークの拡がり

ここを拠点とする外部への各種活動も生まれる

⇒ コミュニティスペースの必要性、あり方を認識

憩い・ふれあいの広場、社会参加できる場の創出

⇒ 商店街の役割を再確認

【地域コミュニティの核を目指す】

⇒ 人の繋がりが複数拠点の整備へと繋がる

街にとっても、各種事業によるにぎわい創出と地域との繋がりを強化することで、これらの点(拠点)と各商店が一体となり、それぞれの相乗効果による、より広域に発信する【街と個店の魅力向上を図る】ことができるのではないだろうか…。

(今後の夢)⇒ 全国的なコミュニティネットの拡がりを

目論む…(笑)

 【まちの顔】である【街】でありたい!!

商店街とは、ただ、ものを売っている店の集合体というだけではなく誰からも親しまれ、身近な存在としてあり続けるためにも、情報や文化の受発信、楽しさ・利便性の提供、コミュニティの場、地域貢献・社会活動に参画できる場、等【地域の核となる】ことが必要であり、社会からも期待されていると思います。「まちのお困りごと」を解決する糸口が、ここにあるのかも知れません。【まち】への思いをもつ人たちで地域を育てる、我々もその一翼を担っていきたいと思います。

 

人が 住み、育ち、学び、働き、

そして…交流し、想いあえる街をめざして…